対談

キャラクターって、生身の人間が出せない魅力的なコンテンツだと思います──田村 淳さん

キャラクターって、生身の人間が出せない魅力的なコンテンツだと思います──田村 淳さん

2019.10.15

人前に立つのが好きだからテレビに出たかった

編集長: お笑い芸人になろうと思ったきっかけを教えてください。

淳: 遡りますね(笑)。小さい頃から人前に立つのが好きだったんです。「人前に立つ」代表格がテレビに出るタレントさんだったので、テレビに出たいというのがきっかけなんですよね。人前に立ちたいから、みんながなりたがらない学級委員長なども率先してやっていました。2学期が長期政権なので(笑)、たいてい僕がやっていて。小さい頃から仕切ったりするのが好きでしたね。
お笑い芸人を目指したのも、テレビに出られる道筋が見えたからです。もしイケメンで背が高かったらジャニーズとかも選択肢に入っていたと思うんですけど。楽しいことは好きだったので、自分が向いている方向を考えたらお笑い芸人だったんですね。ただ、僕は板の上で芸をするというタイプではないので、今はもう板の上には立っていません。だから、芸人ではなくてタレントと言っています。

「がちキャラ」設立会見の会場にて
「がちキャラ」設立会見の会場にて

編集長: ということは、“タレント”の今、夢が叶っているということですね! がちキャラの代表というのも、人前に出るという部分では共通点があるように思います。

淳: 多くの人に向けて広報的な活動をするっていうのが僕の役割かなと思って。もともと後輩と一緒にキャラクターを作ってみようというところから始まって、キャラクターって面白いなと思っていたところで意気投合する人と出会い、株式会社がちキャラを立ち上げることになったんですよね。僕に経営するノウハウはないので、そちら側を担ってどんどん広めていけたらいいねって。キャラクターって、生身の人間が出せない魅力的なコンテンツだと思います。

大人が伝えられない部分をキャラクターなら伝えられる

編集長: 淳さんは好きなキャラクターはありましたか?

淳: ゆるキャラみたいなのって僕が小さい頃にはあんまり存在しなかったので……キン消しかな? ああ、フィリックス、ガムの。あいつにこだわってる時期がありましたね。ソニック・ザ・ヘッジホッグも好きでしたね。フィリックスとソニックって形状が似ていて。ああいう、ちょっとカクカクっとした、耳がとんがっているようなキャラクターは好きですね。

編集長: キャラクターと子どもというのは親和性が高いと思いますが、子ども達に向けてがちキャラでやってみたいことはありますか?

淳: 僕の娘は今2歳ですけど、写真でキャラクターを見せるのと、生で動いているキャラクターを見せるのでは全然反応が違う。だから、まずは触れてもらうということで、保育園幼稚園に呼んでいただきたいなあと思います。
既存の有名なキャラクターは、ある種、親から与えられたキャラクターじゃないですか。でも、誰でもキャラクターは生み出せるし、物を作るってこういう感覚なんだということがわかるので、与えられたキャラクターだけじゃなくて、子ども達自らがキャラクターを作るということもやってほしいなと思います。そのお手伝いができたらいいですね。

田村 淳さん

編集長: たとえば、保育園にオリジナルのキャラクターがいて、それを展開していくというのはどうでしょう?

淳: 一つの園に一つのキャラクターがいるのは僕は大賛成ですね。先生や保育者が伝えられない部分を、キャラクターなら伝えられるってことがあると思うので。ただ、コストとか運営とかの問題もあるし、一度作ったらずっと動かし続けなければいけないと思うので、そういうところがネックになってしまうのではないかなと思います。また、園で生まれたキャラクターだけど違うことに展開していく、という仕組みが今までなかったので、株式会社がちキャラを通して、その辺りを広げたり、解決したりできたらいいなと思います。

編集長: 今後のがちキャラの展望を教えてください。

淳: 以前、目のパーツや口のパーツなど、パーツごとに50種類くらい用意して、子ども達にパーツごとに人気投票をしてもらって、それを合わせたキャラクターを作ったことがあって。そういう感じで新しいキャラクターを作っていくのもできるでしょうね。色いろな人の頭の中にあるキャラクターをどんどん具現化していくみたいなこともやりたいし、キャラクター同士が新しいコンビを組んで世の中に出ていくというのもあっていいと思うし、がちキャラだけのテレビ番組があっても面白いし、夢は色いろ広がるなあと思います。
良いキャラクターがたくさん所属してくれたらその分注目も高まるので、増やしていきたいなとは思っています。やっぱり、スターが出てきてほしいんですよね。キャラクターのスターが生まれることによって、「キャラクターを生み出す」ということが自己アピールの一つになるといい。お芝居をするとか、歌を作るとか、お笑いをするとかと並んで、キャラクターを作って世の中に出ていくというのが当たり前のような世界は作りたいなと思います。

今保育士をしている人は、日本の将来を担っている

田村 淳さん

編集長: 淳さんは今、子育て真っ最中だと思いますが、子育て論はありますか?

淳: 興味を持ったものは全力でやらせようと思っています。ただ、「あなたは野球しなさい」「ピアノしなさい」と親が無理やりやらせちゃダメだと思っていて、もっと自然な形で興味を持ってもらいたいなあって。だから、アンテナを張って娘が何に反応するかをよく見るようにしています。
今娘は洋服やタオルについているタグに反応していて、タグを作る人になりたいと言っています。僕らから見たら不思議だけど、彼女は彼女なりにタグに魅力を感じているのだから、「タグなんかダメでしょ」じゃなくて、色んなタグを与えみようというのはやってますね。

編集長: タグのキャラクターを作ったら面白そうですね(笑)。

淳: タグがメイン。ペラッペラでしょ(笑)。

編集長: 最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

淳: 今、保育士さんは大変ですね。責任とお給料のバランスが全く合っていなくて、しかも預ける親御さんに求められるものが多すぎる。どこかで国が介入して、賃金上げるなり、保育士さんがやるべきこととやらなくても良いことをきちんと分けてあげないと。先生達が疲弊するということは、子ども達を育てる人がいなくなっちゃうってことだから。今踏ん張って保育士をやってくれている人というのは、日本の将来を担っている人で、本当に頭が下がりますね。
娘は幼稚園に行っていて、僕も時どきお迎えに行くのですが、先生達はいつもものすごい元気。でも、あの元気をずっとやり続けるって疲れるだろうなといつも思うんですよね。だから、きちんと休める時に休んで、英気を養って、毎朝仕事場に、心も体も健康な状態で保育士さんが向かえるような環境を作ってあげなければいけないなと思います。

田村 淳(たむら あつし)

田村 淳

数々のバラエティ番組や経済・情報番組などのレギュラー番組でMC を務める。またヴィジュアル系ロックバンド「jealkb」でヴォーカルを務め、精力的にライブを行なっている。さらには海外で起業するなど、タレントの枠を超え活躍の場を広げている。

■主な出演番組
ロンドンハーツ(テレビ朝日) 緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦(テレビ東京)
田村淳の訊きたい放題(MX) 田村淳のBUSINESS BASIC(BSジャパン)
ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB(文化放送) など

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