保育園訪問

キッズファーストで子ども達の気持ちを引き出す──大空と大地のなーさりぃ扇大橋園

キッズファーストで子ども達の気持ちを引き出す──大空と大地のなーさりぃ扇大橋園

2020.10.15

大空と大地のなーさりぃ扇大橋園さんについて教えてください。

園長:光永正美さん

今年の4月に開園した足立区の認可保育園になります。しかし、緊急事態宣言下だったので4~5月はほとんど利用がなく、6月から本格的に始動したかたちです。園舎は木材をふんだんに使い、落ち着いた雰囲気になっています。また、子どもがのびのびと過ごせるよう、子どもの遊びのつながりや、保育士の動線を考えた作りとなっています。
保育では、子ども主体の保育、キッズファーストを掲げています。キッズコーポレーション代表の大塚が、子ども主体の保育を広めたいという想いで保育をやってきているので、保育理念、保育方針、保育目標に関しては創業当初から変わっておりません。一斉保育はせず、子どもが思う存分遊び尽くせる環境を作るということを第一にしています。子ども達が興味を持つものは事前に用意しますが、無理にやらせることはせず、子どもが自分からやりたいと思えるような環境を作るよう努めています。

子ども主体の保育というと、具体的にはどのような保育になりますか?

大空と大地のなーさりぃ扇大橋園

一番わかりやすいのがコーナー保育です。学年によっても違ってきますが、おままごと、ブロック、お絵描きや製作ができるところなど、様ざまなコーナーを設定してそのエリアで自由に遊べる環境にしています。
ただモノが置いてあるだけではうまく遊べない段階の子もいるので、たとえばお医者さんのコーナーでは、聴診器をしている先生や看護師さんの絵や写真を置いて、何をする人なのか、何をするところなのかがわかるようにし、その真似をすることから始めます。そして子どもが興味を持った時、実際に聴診器や包帯などの小物を使ってごっこ遊びの発展ができるようにしています。

日本の保育自体が今まで一斉保育が主流だったと思いますが、その点で先生方の教育や勉強はどうされていますか?

扇大橋園は新園ということもあり、一斉保育をしていた園からの転職者が多いんです。一斉保育をする中で、疑問に思ったり、子どもがもっと自由に遊べる保育をしたいという想いでここに来た人ばかりなので、自ら学び、考えて実践する熱量はとても高いです。しかし、毎日完璧にセッティングできるかというとそうではないので、日々相談したり、情報を交換し合いながら保育をしています。もちろん子ども主体の保育を経験してきた保育士もいるので、そのクラスと合同で保育をし、環境を勉強したり、遊びの発展を学んだりしています。
社内に保育品質管理室という部署があり、そこが中心となって保育マニュアルを作り、エリア研修、園内研修を行なったりしていて、会社全体で理念に沿った保育ができるよう取り組んでいます。また、代表自らが先生方に研修をすることもあります。トップが保育についてわかっているというところが私達にとっても強みになっていると思います。

緊急事態宣言の時に取り組んでいたことや、その前と後で大きく変わったことはありますか?

4~5月は、多くても3名ほどの保育だったので、登園する保育士はできるかぎり少なくし、自分達が病気を移さない・移されないという環境を徹底しました。自宅待機となった職員は、壁面製作やおもちゃなどを作ったり、保育の勉強をしていました。
6月に再開してからは、検温、手洗い、消毒を複数回行うのが当たり前になりましたね。もともと保育士は、子どもが感染症にかかりやすいということもあり、一年を通して手洗い等衛生面には注意を払っているんです。しかし、手洗いやマスクなど、保育士だけが注意するのではなく、子ども達も一緒にやるという部分が大きく変わったと思います。
食事の時、飛沫がかからないように、画用紙の中央に穴を開けてラミネートしたものをテーブルの中央に立てているのですが、そういう食事風景が当たり前になってきました。それが違和感なく、楽しくなるように、子ども達の好きな色の画用紙にしたり、穴をハートや星形にしたりしています。ありがたいことに子ども達も受け入れてくれて、ほっとしています。

子ども達も楽しく感染予防対策できるように穴はハート型

ここで育った子ども達に将来どうなってほしいですか?

幸せに、自分を愛することができる子どもに育ってほしいと思っています。色いろな発想ができて、自分に自信を持てる人です。
先生の言うことをきく良い子ではなく、自分で考えてやる、自ら動くということができる事を大切にしています。やはり、自分で考えて、それが良いか悪いか判断できる人、そしてどうしたら良いか考え動ける人なってほしい。そのベースとなるのが乳幼児期だと思うので、しっかりと心の土台を育て、内面的に豊かな子どもに育ってほしいという想いで保育をしています。

今後の展望を教えてください。

足立区は小松菜の栽培がさかんで、区で小松菜食育体験を行なっているんです。本当は夏野菜を育てる予定だったのですが、春は園で植物を育てられるような状況ではなかったので、秋に種から小松菜を育てて収穫し、みんなで食べようと企画しています。
会社としては、国内だけでなく海外へキッズコーポレーションの保育を広げていくところです。教育を通して、子ども達だけでなく私達も含めみんなで幸せになろうという想いで、主体性・自己肯定感を育むような保育を広げていきたいですね。
数が増えることによって保育の質の維持・向上が課題として出てくるとは思うので、そこもきちんと対応していきます。

大空と大地のなーさりぃ扇大橋園といえば〇〇というと?

楽しく遊ぶ、だと思います。キッズコーポレーションの魅力は「保育」。子ども達にやらせる・させる保育ではなく、子ども達と先生達の関わりや言葉がけ、そして環境設定から子ども達のやりたいという気持ちをひきだす保育です。普段の関わりから自分でやってみたいと思える保育になっているので、子ども達が楽しい、楽しく過ごせる、おうちのような場所だと思っています。

大空と大地のなーさりぃ扇大橋園

大空と大地のなーさりぃ扇大橋園

住所

〒123-0872
東京都足立区江北1-9-14

アクセス

都営 日暮里・舎人ライナー 高野駅より徒歩7分

開園時間

月~土 7:00~20:30、延長 7:00~7:30、18:30~20:30

連絡先

TEL:03-5856-9121 FAX:03-5856-9122
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