保育園訪問

ひとりの園児をみんなで見て、みんなの力を合わせて保育にあたる──ナーサリーホーム小仲台

ひとりの園児をみんなで見て、みんなの力を合わせて保育にあたる──ナーサリーホーム小仲台

2022.3.22

ナーサリーホーム小仲台さんについて教えてください。

ナーサリーホーム小仲台 主任:高村千春さん

ナーサリーホームは、千葉市内を中心に7つの園がありますが、小仲台は民間として千葉市初の医療的ケア児受入対応園となります。0歳児から就学前の5歳児まで、59名の定員で「ひとりの園児をみんなで見る」という方針のもと保育を行なっています。医療的ケア児というのは、その名の通り、心身の機能に障害があり、呼吸や栄養摂取、排泄などの際に医療機器やケアを必要とする子ども達のことを指します。当園では医療的ケア児が登園する際には必ず1名看護師が出勤するようにしています。医療的な処置が必要になった際に、看護師がいることですぐに対応ができますので、保護者の方からも「安心して預けることができる」というお声をいただいております。

千葉市内でも医療的ケア児の預かり保育を行なっている保育園はかなり少ないとのことなので、特長のひとつになるかと思います。また当園には、保育士だけでなく看護師や栄養士も従事しています。保育士だけが園児の対応をしていると、「保育士」という立場の目線だけで子ども達の状態を見てしまう、言わば「先入観」を持って物事を判断してしまいがちなのですが、保育以外の専門家と一緒に対応することができるので、様ざまな専門的意見を参考にして園児の保育にあたっています。

保育で力を入れている部分について教えてください。

ナーサリーホーム小仲台:先生ミーティング

「ひとりの園児をみんなで見る」ということを大切にしていますので、「担任じゃないから私はわからない」ということをしないように自身が受け持つクラスの園児のことだけではなく、どの園児についても職員全員が把握しておくことを徹底しています。各クラスの担任と主任、看護師、園長で週に1度午睡中に会議を行なっており、各クラスの報告や医療的ケア児の新しい情報などの情報共有や交換も怠らないようにしています。自分だけで抱えず、みんなの力を合わせて保育にあたるのが、ナーサリーホーム小仲台の保育指針です。

子ども達が抱えている病気や障害も「個性」として受け入れて、一人ひとりにあった保育をすることも大切にしています。医療的ケア児の子どもは、病名もついていますし、その他にも、発達障害や自閉症の園児もいます。ですが、その子ども達の特徴を「病気」や「障害」というように先入観を持って捉えるのではなく、「個性」として捉え、その子の気持ちを理解し、できることを増やしていくためにはどう接したらいいのかを考えて行動することも心掛けています。子どもによって発達の度合いは異なってきますので、子ども達が、病気や障害に縛られず、自分の個性を大切にしながら、安心して自由に過ごせるようにするためには、私達にどういったケアができるのかを考え、子どもに寄り添った保育を行うということにも力を入れています。

保育の質を上げるために行なっていることはありますか?

ナーサリーホーム小仲台:見守り

園内で研修を行うというよりは、分からないことや悩み、発達などで少しでも不安を感じるようなことがあればすぐに専門家をお呼びして、診ていただきご意見をいただくようにしています。千葉市療育センターの発達支援相談センターや児童発達支援所の保育所訪問なども積極的に利用して相談に乗っていただいています。また、月に1、2回程度の割合で児童発達支援所の職員の方に訪問いただいています。

オンライン診療サービスについて教えてください。

ナーサリーホーム小仲台:オンライン診断サービス

弊社グループ傘下の医療法人社団響心会 稲毛駅前ホームクリニックの小児科医と連携し、コロナ禍でなかなかちょっとしたことで病院へ通いづらい保護者向けに、オンライン診療サービスを立ち上げ情報提供をしております。

ただ、保育園児ですと保護者も心配で病院で受診することが多く、まだ利用者は少ないですが、受診対象年齢を小学校、中学校まで拡げることで、中学受験や高校受験を控えた保護者の方がたにとってはメリットになるのではと思っています。

ここで育った子ども達には将来どのようになってほしいですか?

自分の思っていることをきちんと伝えることができ、自分自身で何をするべきかを考えることができる子になってもらいたいなと思っています。

ナーサリーホーム小仲台といえば〇〇。この〇〇に入る言葉は?

チームワークです。「ひとりの園児をみんなで見る」ことを優先しているので、自分の意見をしっかり発言することができる職員が多く、職員同士もすごく仲が良いです。園長含めフラットに意見を出し合うことも大事にしているため、情報共有についてもですが、普段からすぐに相談し合えることが当園の魅力です。

今後の展望について教えてください。

将来的には保育園と相談支援事業所を一体化した園ができるといいなと思っています。療育が必要な子は増えてきており、一体化した園があれば保護者との信頼関係が築けている中で、その子に合った支援計画を立てることができ、児童発達支援所にスムースに繋げることが可能になるのですごく合理的ではないかと私は考えます。

ナーサリーホーム小仲台

ナーサリーホーム小仲台

住所

〒263-0043
千葉県千葉市稲毛区小仲台6丁目5-11

アクセス

JR 稲毛駅より徒歩6分

開園時間

月~土 7:00~18:00、延長 月~金 18:00~20:00

連絡先

TEL:043-307-3341

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