保育園訪問

自然の中に身を投じ、大地を踏みしめて、丈夫な身体と心を作る──森と自然の保育園 のびのびハウス

自然の中に身を投じ、大地を踏みしめて、丈夫な身体と心を作る──森と自然の保育園 のびのびハウス

2015.10.15

のびのびハウスの特長を教えてください。

園長:勝山香織さん
園長:勝山香織さん

去年まで認可外保育園でしたが、今年から小規模保育園になりましたので0~2歳児をお預かりしている保育園です。
まわりが自然豊かな環境ですので、本物の体験を積むというのを大きなコンセプトにしています。本物の虫や植物に触れて、広大な景色の中に身をおくことを体験し、身近に自然を感じながら過ごしてもらっていることが特長です。

子ども達が自然と触れ合う取り組みを教えてください。

まずは自然の中に身を投じる、大地を踏みしめて歩く、丈夫な身体と丈夫な心を作るという目標があって、園庭だけではなく、自然の中へどんどん出て行くようにしています。そして、自然を感じて、いっぱい色んなものを見つけて、「すごいな」とか「なんだろう?」っていうことを実際に、自分で体験してもらうようにしています。

お散歩ではどんなところへお出かけするのですか?

田んぼにお散歩♪ どんな生き物がいるかな?

よく行くのは、ふるさと広場という風車のあるところです。季節によって、春はチューリップ畑に、夏はひまわり畑、秋にはコスモス畑になったりします。それから、田んぼをつっきっていくと4キロくらい歩きますが城址公園があり、そちらの方も、年少児以上がいた昨年までは行ってました。途中、根っこに洞穴みたいなものがある木があって、そこへ行って、みんなで声をだして「おーい」と叫んだりしています。
また、田んぼや畑にはよく行きます。今日も雨が上がったので、一周りしてこようと、園庭遊びの後にでかけました。畑のお散歩は日常的に出かけています。それから、少し歩いたところの踏切に電車を見に行ったりもしますし、今日は青い空を見に行こうとか、目標を決めて出かけています。

自然と触れ合う取り組みの中で重要視していることはありますか。

タイヤ広場。上に登ると気分はお山の大将!/ 園庭には園長先生手作りのタイヤのブランコや遊具があります♪

子どもが興味を持つことが一番大事だと思っているので、保育士がまずは楽しもうという気持ちを大切にしています。やらせるとか、しかけるということではなくて、保育士が気がついたり、感じたりしたことを子ども達に伝えて、一緒に体験することを重要視しています。

保育園にどんぐり広場というものがありますが、どんな広場ですか?

ここで園を運営したいということで、自宅の敷地内に園舎を建てました。この辺は田舎ですから、家の裏には屋敷林という防風林のような林があります。樹齢350年にもなる巨木で、人の手を広げてもまわらないほど太い木がたくさんあるのです。そして、その下のところが広場のようになっていて、敷地一面に椎や樫などのどんぐりが落ちてくるのです。そこで子ども達がどんぐりを拾って、ポ ケットいっぱいにしたり、「ママにおみやげ」と言って持ち帰ったりするようになって、『どんぐり広場』と名づけました。

こども環境管理士をお持ちとのことですが、どんな資格ですか?

昆虫標本・保育室・もうじき収穫となる落花生。空と大地と緑のコントラストにこころが癒されます。

日本生態系協会というところが発行する民間資格で、私がもともと自然や生き物が好きだったこともあり、自分がどれくらい自然について知っているのか挑戦してみようという気持ちで受けた資格です。生態系のピラミッドや、条約、また、身近な生き物のことなど、設問の内容は多岐にわたります。自然豊かな環境で保育をするうえで、いかに子ども達に自然の魅力を伝えるかという知識を得たくて受験をしました。

食へのこだわり、特長を教えてください。

作物の収穫体験を通年でやっています。その季節ごとの野菜を主に私が栽培していて、作物の成長する様子を日々のお散歩で確認したり、できた野菜を子ども達に収穫してもらうという取り組みです。そして、子ども達が収穫した野菜を家へ持って帰り、家庭で収穫体験のお話をしながら一緒に食べてもらっています。ミニトマトやブロッコリーなどは、給食の一品として出すこともあります。お米も自家栽培していて、昨年までは3~5歳のお子さんに裸足で田んぼに入ってもらって田植えをし、秋には一緒に稲刈りをして、自分たちの手でおにぎりを作って、刈り取りの終わった田んぼの景色を見ながら食べるという取り組みをしていました。

卒園生には、将来どんな大人になってほしいですか?

ジャンボひまわりの背比べに参加☆ 番背の高いひまわりは3m60㎝!

のびのびハウスや周りの景色が、ここで育った子ども達の原風景になってほしいと思っています。広大な自然の中なので、子ども達は全然イライラすることなく、おそらくストレスがない中で育つことができていると思うのです。子ども達の自然を感じる心というのもすごいんです。まだ片言しかおしゃべりできない子にも、保育士が「雲がきれいだね」とか伝えながらお散歩する経験の蓄積からか、おしゃべりできるようになると、びっくりするようなことを言ってきたりします。きっと、この園じゃないと感じられないことだと思っています。

卒園した子ども達に伝えているのは、「意識的に自然を感じて欲しい」ということです。自然が身近にあっても注意を向けようとしないと見えません。子ども達が大きくなるにつれ、自然から離れたり日々の忙しさなどもあり、気がつけば自然ではなく人工的な環境に囲まれているのだろうと思います。でも、ふとした瞬間にこの風景を懐かしく思い出したり、「昔こんな遊びしたよね」と振り返ってもらえると嬉しいですね。子ども達にはいつまでも目を輝かせていてほしいです。

のびのびハウスといったら?

「本物体験」でしょうか。虫がいっぱいいるとか。保護者の方々からは、「すごくいいところ」だという声をいただいています。

森と自然の保育園 のびのびハウス

認定こども園 健爽学園 ゆりかご幼稚園

住所

〒285-0823
千葉県佐倉市江原新田103

公共交通機関

千葉グリーンバス 江原バス停より徒歩10分、染井野循環線 染井野小学校バス停より徒歩10分

開園時間

平日 07:00~19:00、土曜日 7:00~12:00

連絡先

TEL:043-486-4119 FAX:043-486-4119
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