保育園訪問

発想やユニークなところを伸ばして枠に縛られない独創的な子に育ってほしい──駒沢の森こども園

発想やユニークなところを伸ばして枠に縛られない独創的な子に育ってほしい──駒沢の森こども園

2019.4.15

駒沢の森こども園について教えてください。

代表:角川慶子さん

駒沢の森こども園は、親目線の保育園を作ろうと思って作った保育園です。
娘を保育園に預けていた時、園に対し疑問に思ったことがありました。たとえば、お友達に噛まれて怪我をした時の対応です。私としては、噛まれた側への報告だけでなく、噛んだ子のおうちにも報告し指導してほしいと思っていたのですが、それをしない園だったんです。結局、娘は同じ子に2回噛まれてしまいました。他にも、自分の考えとは違う部分や違和感が出てきたので、それならば自分が考える理想の園を作ってしまえ! と、7年前にこの保育園を作りました。
保育理念は「強い身体、強い心、優しい心、賢い頭を作ること」です。日替わりのアクティビティを通して、理念を実現できる保育を行なっています。
駒沢の森こども園は認可外なのですが、外部の有名な先生を呼んでアクティビティを行なったり、お受験対策をしたり、認可外だからこそできることをしていきたいと考えています。

お受験対策に力を入れているそうですがどのようなことをしているのですか?

小学校受験では、たいていペーパーと行動観察と面接があります。ペーパー対策は希望者のみで、7~8人ぐらいはしていますね。
行動観察は、遊びなどを通して、集団内での子ども同士の関わりの様子を見るものです。その対策として、フルーツバスケットや各種鬼ごっこなど、実際に受験の行動観察で行う遊びを普段からやっています。子どもにとっては遊びなので楽しんでいますが、結果的に受験に繋がっているんです。受験は加点と減点があります。たとえば、仲間外れの子がいたら「一緒にやろうよ」と声をかけたり、「がんばれ」と応援したり、そういった行動は加点になります。加点・減点というといかにも受験的ですが、ルールを守るだとかお友達に優しくするだとか、人として、社会にとって望ましい姿というものを普段から教えているのです。

アクティビティの「自己表現」とはどのようなことをするのですか?

駒沢の森こども園

ある有名私立小学校では、先生が「○○ごっこをやりましょう!」と言って、お面をかぶせて「ではあなたは○○レンジャーね」といきなりごっこ遊びをさせるんです。自己表現はヨガがベースになっていて、身体の柔軟性や身体での表現をするという時間でもあるのですが、そのような「いきなり」に、パッと切り替えて恥ずかしがらずに対応できるようにする練習でもあります。
「好きな歌は何ですか」「歌ってみてね」と言われて、シーンと静まり返った中で歌うというのは、子どもにとってすごくハードルが高いですよね。こういうことは有名私立に限らず、普通の公立小学校でもあると思います。自己表現は、そういった場面に強くなるためのアクティビティですね。

すごくきれいな内装ですが、こだわりはありますか?

他ではあまり見ないものを作りたいなと思って、芝浦にあった伝説のクラブ「GOLD」の内装を手がけたデザイナーさんにお願いしました。
ここは柱や梁があって、少しいびつな形をしていたので、それを隠すために全部アーチにしたんですね。木を使っていて、温かみがあって、シンプルで、すごく上手くやってくださって良かったと思っています。
この保育園に決めた理由が「スタイリッシュだから」という保護者様もいらっしゃるんですよ。手洗い場に「手はきれいに洗いましょう」というポスターが貼ってあったり、石鹸がオレンジの網に入って吊下がっていたり、そういうのが嫌だという方もいらっしゃるんですね。デザイナーの方など、子どもにも小さいうちからセンスの良い環境で育てたいと思ってらっしゃるんでしょうね。

先生の教育にはどのように力を入れていますか?

研修は色いろやっていますが、経験者だと研修はいらないことが多いです。というのも、弊社では森のナーサリーという派遣ベビーシッター事業も展開していて、ここのベビーシッターから園の保育士に登用することもあるからです。ベビーシッターで何年かやっていると、保育のスキルはもちろん人間性もわかりますし、何度もリピートされる人気のあるシッターさんも出てきます。そういった方を保育士として採用しています。最初の人選はすごく考えて、人間性が良い方しか雇わないようにしていています。

ここで育った子ども達に将来どのようになってほしいですか?

近くにある畑で収穫体験!

どんなジャンルでも良いので、有名になってほしいですね。枠に縛られるような子にはなってほしくない。独創性がある子になってほしいです。子どもの個性を伸ばした結果がそういう将来に繋がると思っているので、集団生活ができることはもちろん大事ですが、発想やユニークなところを褒めたりしています。

今後の展望を教えてください。

新しい試みで、3月から畑を始めるんです。種まきから加工するまでのことを教えたいなと思って、ここと衾の森(ふすまのもり)こども園と合同で畑を2つ借りました。
子どもって、自分が作ったものは嫌いな食材が入っていても食べるので、今は子ども自身で調理をして食べることを行なっています。年齢によってできることが違うので、グループ分けして、このグループは皮をむいて、このグループは生地を捏ねて……という具合です。それを、もっと最初から、子どもが自分で種をまいて、お世話して、観察して、収穫して調理して食べるというところまでやりたい。やはり都会だとなかなか土いじりってできないので、思いっきりさせたいですね。

駒沢の森こども園といえば〇〇というと?

駒沢の森こども園といったら「親目線」ですね。親目線で、布団ひとつ、ご飯ひとつにしても、自分の子に寝させたい布団、食べさせたいものを選ぶ。アクティビティにしてもそう。すべて自分の子だったら……という基準で考えています。「親目線」、けっこう厳しいですよ。

駒沢の森こども園

駒沢の森こども園

住所

〒152-0023
東京都目黒区八雲5丁目14-21 パークサイド矢澤Ⅱ

アクセス

東急東横線線 都立大学駅から徒歩約10分

開園時間

月~金 8:30~14:10、土 8:30~11:40

連絡先

TEL:03-3722-1257 FAX:047-373-7111
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