保育園訪問

自分で自分の道を決められる、自分でしっかり生きていける人になってほしい──グローバルキッズ戸塚吉田町保育園

自分で自分の道を決められる、自分でしっかり生きていける人になってほしい──グローバルキッズ戸塚吉田町保育園

グローバルキッズ戸塚吉田町保育園について教えてください。

園長:戸田 雄介さん

 グローバルキッズは、企業理念「子ども達の未来のために」と保育理念「豊かに生きる力を育てる」を柱にしており、細かい保育内容は各園で違いがあります。当園では「生きる力を仲間の中で」という独自の保育理念を掲げています。
最近「主体性を育てる」とよく言いますが、主体性とは何か? と自問して、まず一人ひとりの欲求を徹底的に満たそうと考えました。子ども達がやりたいと思っていること、その欲求をどれだけ満たすことのできる環境を作るか、子どもの気持ちをどう読み取るか、子どもの状態に応じてどんな活動にするかというところを創っていこうと。まだ3年目なので手探りの部分はありますが、そこを大事にして保育をしています。
乳児は育児担当保育で、家庭でご両親と築く愛着関係にできるだけ近づけるかたちをとっています。何かあった時に、その担当保育士のところに安心して戻ってこられる、そういう関係を築けるようにしています。
幼児は体験を大事にしています。自然がふんだんに残された舞岡公園にほぼ毎日40~50分かけて行っていて、自然体験の中で五感を使いながら、色いろな発見・気づき、人間関係の形成を目指しています。
隣にグローバルキッズ運営の学童があるので、夏祭りを一緒に行うなどの交流もあります。

カリキュラムの特色はなんですか?

見て、触って、感じる。子ども達の心を育てるアートプログラム。

心の育ちを大事にしたいと思って、アートプログラムをやっています。このプログラムで面白いのは、「上手だね」が禁止だというところです。大人って、子どもの絵を見ると「上手だね」とよく言いますが、その時点で上手い下手の評価をしていることになるんです。上手い下手ではなく「この色使いがいいね」「ここの形がかわいいね」など、一人ひとりの表現を言葉にして認めていくのが大事なんですね。認められることによって、新しい別のことに挑戦できるようになっていくのではないでしょうか。
見ているととても面白いです。みんなで粘土で動物園を作ろうとなった時、大人だとまず動物を作ります。でも子どもの発想は違って、入場門やトイレを先に作ったりするんです。自分の経験からその動物園をイメージして作り始めるんですね。もちろん動物も作りますが「電車を走らせてみよう」とか「向こうが海だといいよね」など、どんどん発想が広がっていくんです。最終的に動物園関係ないよね、という方向に行くこともありますが、それはそれで、仲間との発想を合わせたもの、それが子どもの本物の表現だと認めていくのです。
アートプログラムでは、表現の中にも心の育ちの部分、自分の中にあるものを出す部分があるのだなということを職員も学ばさせてもらっています。

他には「あそびの会」を月1回やっています。歌ったり踊ったりが基本の会なのですが、「生きるって楽しいね」「仲間っていいね」ということを感じられるように、手を繋いだり友達同士で触れ合ったりするあそびを必ず入れるようにしています。
誕生月のお祝いもこの時にやります。誕生日って「プレゼントをもらう日」という位置づけになってしまっている節がありますが、違いますよね。命が繋がってきみが生まれたんだよ、だから誕生日は生まれてきたことを感謝する日なんだよ、という内容の二本松はじめさんの「誕生日って」という歌があります。その意味がしっかりと伝わるように、この歌をみんなで歌っています。

保育士さんの質の向上のためにしていることはありますか?

職員同士のコミュニケーションにも力を入れています! お役立ちグッズの1つ「カタルタ」

もともと私があそび歌を作ったりしていたので、園内研修としてあそび歌や手作りおもちゃの研修をしています。
また、職員ミーティングではグッズを使ってコミュニケーションを活発にしています。この前使ったのは「カタルタ」というカードです。まず、数人で集まりカードを配り、最初の人がテーマに沿って話をします。たとえば「今月の子どもの様子」などです。すると、次の人が持っているカードの中から1枚を出します。カードには「しかも」「もし」「本質的に」などの接続詞が書かれていて、初めに話をした人はテーマ内容をカードの言葉に合わせ発展させて話していくのです。
『「インフルエンザにかかった子がいた」【しかも】「予防接種前の子もいた」【しかし】「園内での流行はなかった」』という感じです。もちろん話が繋がる時ばかりではないのですが、普通のミーティングよりも盛り上がりますし、新しい発見や多角的なものの見方ができたりもします。
子ども達にこう育ってほしいという姿を職員にも保護者の方にもしっかり浸透させたいという思いがありますので、そのためにもコミュニケーションスキルはアップしていきたいと思っています。

ここで育った子ども達に将来どうなってほしいですか?

自分の好きな道を見つけて進んでほしいと思います。幼少の今、長時間座って先生の話を聞けなくても、できないことがあって躓いても、大人になった時に自分で自分の道を決められる、自分でしっかり生きていける人になってほしいと強く思っています。

今後の展望を教えてください。

まず、子ども達がより楽しめる環境作りをしていきたいと思っています。園児のお父様方による「おやじの会」が園庭の砂の入れ替えなどの環境整備を手伝ってくださっているので、協力して子ども達のための空間づくりをしていきたいです。
それから、地域で子どもを育てる体制作りをしていきたいと考えています。私は毎朝登園時間には門近くに立って挨拶や掃除をしているのですが、道行く人にホコリが立つから掃除をやめるように言われたことがありました。けれど、悪いことをしているわけではないし、自分の意地もあって続けていたら、近隣の方々が手伝ってくださるようになって、そういったクレームもなくなりました。こういう小さなところからですが、地域の幅を広げていきたいですね。

グローバルキッズ戸塚吉田町保育園といったら?

「仲間」かな。人間、一人では生きていけませんから。子ども同士、職員間、保護者様との関係……日々の生活の中でも仲間を感じられる園でありたいです。

グローバルキッズ戸塚吉田町保育園

グローバルキッズ戸塚吉田町保育園

住所

〒244-0817
神奈川県横浜市戸塚区吉田町104-2 ザ・パークハウス戸塚1F

公共交通機関

JR東海道本線・横浜市営地下鉄ブルーライン 戸塚駅より徒歩6分

開園時間

月~金 7:30~20:30、土 7:30~19:00

連絡先

TEL:045-866-2822 FAX:045-392-6333
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