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教えて! 川邉先生~子どものお悩み解決します──第24回 花粉症やアレルギーとの付き合い方について

教えて! 川邉先生~子どものお悩み解決します──第24回 花粉症やアレルギーとの付き合い方について

2022.7.15

子どもが花粉症になってしまいました。アレルギーとのうまい付き合い方を知りたいです。(あいさん)

アレルギーの方々は、未来歯科にもいらっしゃいます。治療では対症療法なので、免疫抑制剤、ステロイド、抗炎症剤などが多用されます。そして、必ず呼吸と、嚥下機能(糖化)の問題と関係しています。アトピー性皮膚炎も、花粉症も、呼吸、嚥下機能に大きく関わっています。医療として治すのか、教育として親子での生活習慣で改善していくのかの決断が問題です。

以前にもお話しましたが、ご存知の通り、どんな病気も呼吸、嚥下機能と糖質の問題が無ければ起こりません。
医療では、呼吸、嚥下機能の問題は解決できないので、アトピー性のアレルギーには炎症が強い場合、免疫抑制剤、ステロイド、抗炎症剤などが前提になります。そして必ず、治るような生活習慣になった時に現れるのが、喘息様呼吸です。これを喘鳴と言います。
花粉症は、実際にはスギ花粉から始まり、ブタクサなども関係する場合があり、様ざまな要因で1年中花粉症の方もいらっしゃいます。

【表】免疫応答のバランスと病気 ※IHEC日本チームホームページより引用

自己免疫疾患のように、免疫力が逆に作用してしまう場合がアレルギーと言われます。(表)
アレルギーとは奇異な病気で、現代病で呼吸の問題と糖の問題によって起こるものと最近はわかってきましたが、呼吸は日常生活であり医療では治療ができないので、生活習慣で鼻呼吸への口腔からのトレーニングと糖の問題の解決から行います。
9か月間完全に糖質をなくすことと、しっかりと良質の野菜、肉類、魚類などを摂取し、よく噛んでもらうことから始めます。
花粉症の場合にも常に口腔内はサラサラ唾液であること、口腔内が赤染めしてもキレイであることが条件になります。
糖質の問題と、口腔内ボリュームが増して、鼻での呼吸がしっかりとできるようになれば、対症療法から変えることができます。睡眠状態の姿勢の確認も行なってください。

細菌学的には、口腔内細菌からの同定が必要です。主に嫌気性菌(けんきせいきん)が増殖している場合が多く、カンジダなどのカビが、大きく関係しています。腸内細菌の問題もありますので、口臭検査で、様ざまな臓器からのガス(硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド)の割合と、量を確認することで、内臓系、口腔内の問題を区別することができます。
呼吸の場合には姿勢から判断し、体を前に丸めた時に脊柱の部分が出っ張っている場合にはS字カーブの消失とし、呼吸、嚥下、消化、吸収、排泄のメカニズムが逆になっていることを意味しますので、歯並びだけでなく、眼、鼻、耳の機能の問題、全身の皮膚、筋肉、内蔵、そして手足までの抹消血流の問題を考えなくてはなりません。
これは日常生活、つまり家庭環境、教育の分野なので、医療では問題はなく、病状が認められた病態に対しての様ざまな負荷試験、検査、状態のチェックがあるだけです。

そして病名の症状がなければ、ビタミン、ミネラルなどの微量元素の問題なども含めて、運動障害、呼吸障害などになり、噛まないで食べる場合には、消化機能の問題とします。腸の機能、細菌の異常、胃の機能異常として認められます。胃酸過多、逆流性食道炎、腸内細菌の問題は、ほとんどの子ども達に認められる状態にまでなっています。

花粉症などは、自己免疫力が逆に現れている状態などで抗原抗体反応が強いためと言われていますが、糖化の問題が呼吸の問題とともに起こっている状態が、花粉症と言われる症状になってきます。
花粉症という1つの状態で言われていますが、目、鼻、口、そして耳にそれぞれが口とつながる腔の問題でということだとわかると、すべての病気に口腔が関わっていることもわかりますし、目も、鼻も関係している現代病だとわかってきます。花粉症は腰痛、肩こりとも関係していますので、呼吸、嚥下機能の問題だとわかります。病気は、呼吸、嚥下機能の問題による血流不全、筋膜リレーション(今ではファシアとも言います)という臓器同士の繋がりの問題を起こしていることがわかってきます。

この問題は意識や、医療で治せるものではなく、環境という親子関係、社会、そして呼吸、嚥下機能、行動パターン、医療、教育に対しての考え方、環境としての親、周りの人々と、学校、幼稚園、保育園などの社会の習慣を変えていかなければなりません。根底から変えることは難しいのです。一緒に考え行動しましょう。

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川邉 研次

川邉 研次

経歴

新橋 未来歯科 院長
姿勢咬合セミナー主幹(27年以上続く姿勢と噛み合わせの歯科医師向けのセミナー)
Ken'sホワイトニングセミナー主幹

1984年静岡県菊川市にかわべ歯科を開業。2011年新橋に未来歯科開業。
従来の疾患中心型治療ではなく、「細菌単位でのお口の中のリスクを知り、その結果に基づき改善していく」「食事内容の分析・アドバイス」「姿勢指導や、呼吸などのアドバイスによる体質改善」「患者様の未来の目標設定」をコンセプトにした「予防」診療を行う。
歯科医・歯科衛生士向けの各種セミナー、DMMでのオンラインサロン等も精力的に行なっている。
『かわべ式 子育てスイッチ ~生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣』(エッセンシャル出版社)好評発売中。

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