保育園運営のヒント

社会保険労務士川﨑先生の保育園で役立つ園運営お役立ち情報──第30回 採用で最も重要なことはこれだ!

社会保険労務士川﨑先生の保育園で役立つ園運営お役立ち情報──第30回 採用で最も重要なことはこれだ!

2018.6.20

社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング代表の川﨑潤一です。

前回は「企業が応募者を選ぶ時代が終わり、求職者が企業を選ぶ時代となった」について、考えました。
募集を出せば応募がある、という時代は終わりました。
有料の求人媒体に掲載しただけでは、採用できなくなりました。

有料求人サイトに掲載するだけでは、応募数0件となることが多くなりました。単に募集を出しただけでは、応募すらない状態です。よく聞く話として、「〇〇という有料求人サイトに6週間ほど掲載したが、応募数0件でした……」という落胆した声です。 有料求人サイトの掲載料は、数万円~数十万円ほどはかかります。
採用できなければ、単に上記の掲載料が経費としてかかっただけとなり、お金を使っただけで何の成果も無く、無駄遣いをしただけで終わります。

そのため、応募があった際に、妥協して採用している(採用するしかない……)というように企業が追い込まれています。

しかし! 大丈夫です。現在の状況(お金をかけても応募すらなく、広告費の無駄遣いとなっている)を改善することはできます。

改善はできますが、絶対に採用ができるという保障はできません。採用できるという保障が無い以上、採用について解決することはできません。だからこそ、できる限りの改善をすることが重要です。改善をしなければ、今以上に状況が良くなることはありません。

採用で最も重要なことはこれだ!

採用をする上で、最も重要なことは何かわかりますでしょうか?
それは……

認 知

採用とは、「会社や求人内容をどう求職者へ認知させるか?」の競争です。
求人募集を行なっても、求職者にそのことを知ってもらえなければ、求人募集していないのと同じこと、です。

認知してもらうために採用ルートを確立せよ!

では、求職者へ認知してもらうためには、どうすればよいのでしょうか?
認知してもらうためには、採用ルートを確立することです。

採用ルートとは…… 会社の求人募集を行っていることを、求職者に認知してもらうルートのことを言います。

具体的に、どのような採用ルートがあるか考えてみましょう。
例を挙げると下記のようなものがあります。

  • ネット広告
  • スマホ広告
  • indeed
  • SNS(Facebook、LINEなど)
  • 自社のHP
  • 自社の求人サイト
  • 折り込みチラシ
  • 張り紙広告
  • フリーペーパー・有料求人誌
  • 縁故採用、社員からの紹介
  • ハローワーク

等……

採用ルートをいくつ持てるかで、認知度が変わります。
単純な話として、採用ルートが多いほど、多くの求職者の目に留まりやすくなり、認知度が上がります。

では、お金をかけられる方が有利か? と問われれば、そうですという回答になります。
しかし、そこまで多額のお金をかけなくてもできる事は多くあります。重要なことは、効率よくお金を使う(無駄金を使わない)ということです。必要なところへ、必要な時期に、必要な金額だけかけるようにすべきです。

お金をかければその分だけ採用ルートを複数持てるため、より認知後が上がり応募数を増やすことに繋がります。
お金をかける上で重要な事は、いつどこにどれだけのお金をかけるか、です。
お金をかけるとしても、無駄なく効率よくかけることで、多額のお金をかけなくても採用することは可能です。

では、上記の複数ある採用ルートの中で、効率よくお金をかけて(無駄金を省く)採用を行うためには、どのようにすればよいのか? ということを考える必要があります。

まずは、ご自分でお考えください。
私なりの答えは次回のコラムに記載いたします。ただし、これはあくまでも私なりの答えとなります。
選択肢や方法は様ざまあるかと思います。会社の方針やかけられる経費等も企業ごとに異なります。

また、業種等により、より応募が増える、採用が成功する方法は異なる場合があります。
そのため、まずはご自分で考えることが必要です。
業種ごとの採用事例においては、同業他社の経営者の友達に聞いてみるのがよいかと思います。

 

今回は以上です。
今回のコラムをまとめます。

  • 採用をするためには、採用ルートを確立することが必要。
  • お金をあまりかけなくても採用ルートを作ることは可能。お金をかけるほど採用ルートを複数持つことができ、周知されやすくなるため、他社よりも有利になる。
  • 採用ルートは複数あり、自社に合うものを選ぶ必要がある。効率的なお金の使い方をしましょう。

次回は、現在の採用事情からお勧めの採用ルートについて記載する予定です。
お金を極力無駄に使わずに、応募を増やして採用を成功に導くための採用ルートについて、です。

川﨑 潤一

川﨑 潤一

経歴

社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング 代表
株式会社ヒューマンブレークスルー認定ESコンサルタント、全国社会保険調査対策協議会会員

財閥系子会社、医療事務・介護事業会社の人事として、採用・給与計算・労働保険手続きを担当し、2011年4月1日に社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティングを開業。

ハローワークにて「助成金支給申請アドバイザー」として、窓口で支給申請の受理手続き(約700件)、相談・アドバイス、不正受給防止のため事業所への実地調査を行った経験がある。
その勤務経験から、企業に対して現状と今後の展望をヒアリングした上で、最適な助成金の提案・手続きを行っている。

社会保険労務士として、労働社会保険手続き、助成金手続き、就業規則の作成・改定、給与計算、セミナー講師を行う。
その一方で、人事マンの経験を活かし人事コンサルタントとして、採用コンサルティング、従業員満足度(ES)調査・向上コンサルティング、マネジメント能力向上研修(マネージャーMQ)、社会保険調査対策、人事制度構築といった人事コンサルティングにも力を入れている。

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