東京都目黒区に位置するアソシエ柿の木坂保育園は、子ども達が安心して成長できる環境を整えるとともに、地域社会との繋がりを大切にする保育園です。その象徴ともいえるのが、グッドデザイン賞を受賞した洗練された園舎。地域の方々が集えるスペースを設けることで、保育園が町の一部として溶け込むよう配慮されています。
園の運営理念の核となるのは、子ども達が「愛されている」という実感を得られる環境づくり。0から5歳児までの70名の園児達を迎えるにあたり、職員の配置を手厚くすることで、一人ひとりが安心して過ごせる体制を整えています。
身近な大人を信頼し、愛情をたっぷり受けながら育つことこそが、子ども達の人生の土台を築く大切なプロセス。その思いが、保育の随所に息づいています。
地域とともに育む子ども達の学び
アソシエ柿の木坂保育園が大切にしているのは、「地域とともにある保育」。保育園は住宅街の中にあり、近隣の方々と深い関わりを持ちながら運営されています。
近年、都市部では「保育園の子どもの声がうるさい」といった声も聞かれることがありますが、同園では町内会に加入し、地域住民の皆様との関わりを大切にする姿勢を持ち、共存することを目指しています。
例えば、子ども達が「地域」について考えることができる様に近隣の地図を掲示し、「この時間、地域の方がどんな風に暮らしているか？」について話し合い、散歩に行く時のマナーについて意見を出し合ったりして、保育園が地域とともにあることを子ども達にも知らせています。
また、自然との共生も大切にしています。長年、園のシンボルツリーだった大きな杉の木が老朽化し、倒木の危険が高まったため、地域住民と相談の上で伐採を決断。しかし、ただ切り倒すのではなく、神社の神主を招いてお祓いを行い、子ども達と「杉の木ありがとうの会」を開催しました。
自然の命の尊さを伝えるために、わらべ歌のお話会を開くなど、心に残る学びの機会を提供しています。
「誰でも決済」導入の背景とその効果
このように、子ども達と地域に寄り添った保育を行う同園ですが、日々の運営には多くの業務負担が伴います。その1つが、現金管理の煩雑さでした。
従来は、週末ごとに事務担当の職員が銀行へ入金し、本社に残高を報告する業務がありました。天候や業務の都合でスケジュール通りに動けないこともあり、精神的な負担も大きかったといいます。
そんな中、BABYJOB株式会社のキャッシュレス決済システム「誰でも決済」の存在を知り、導入を決断。現金授受の手間がなくなり、園の職員も保護者もスムーズに支払いができるようになりました。
「以前は、お釣りの用意ができずに、保護者の方に近くのコンビニでお金を崩してもらうこともありました。しかし、『誰でも決済』を導入したことで、そういったやりとりが不要になり、お互いの負担が減ったと実感しています。」（吉村園長）
さらに、区からの委託事業として運営する一時保育事業では、金銭の授受にミスがあってはならず、管理の厳格さが求められます。キャッシュレス化によって会計の透明性も向上し、職員の精神的な負担が軽減されました。
「誰でも決済」の利用状況と今後の展望
同園では2024年2月から「誰でも決済」の運用を開始し、一時保育を利用した63名のうち、約80％の方がキャッシュレスを利用しました。一方で、まだ現金での対応を希望する保護者もいるため平行運用を行なっています。
「キャッシュレス決済がこれほどスムーズに定着するとは思っていませんでした。現金派の方々にも無理なく移行できるよう、丁寧に説明を続けていく予定です。」（吉村園長）
保育業界におけるキャッシュレス化の未来
保育園の運営には、子ども達の安全や成長を第一に考えることが求められます。一方で、日々の業務負担が多く、職員の時間や労力を削減する工夫が不可欠です。「誰でも決済」のようなシステムは、保育士が本来の業務に集中できる環境を整える上で、大きな力となります。
保育雑誌MiRAKUUの読者である園長や施設長の皆様も、日々の業務負担軽減のために、ぜひキャッシュレス決済の導入を検討してみてはいかがでしょうか。園運営の効率化を図りながら、地域に愛される保育園づくりを実現する一歩となるはずです。
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また、QRコードを連絡帳アプリに掲載したり、印刷して配布することで、自宅からの支払いも可能に！ 保護者満足度がぐんとアップします！
またとない機会に、ぜひ導入をご検討ください。
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