天才キッズクラブでは、「文武両道」と「楽しく学ぶ」ことを大切にしています。
子ども達は卒園までに500〜2000冊の本を読み、年長になると逆立ちで10メートル以上歩けるほどの体力を身につけます。
しかしそれは決してスパルタではなく、「やらせない、教えない、無理強いしない」という保育理念のもとで実践されています。
そのうえで「1に楽しく、2に楽しく、3・4がなくて5に楽しく」と、とことん楽しむ中で自然と力が育まれるのが特徴です。
さらに同園が特に重視しているのが「応援力の育成」。できるようになった仲間を自分のことのように喜び、時には支え合いながら成長していきます。
表現の幅を広げる音楽活動
教育活動の一環として、音楽や表現にも力を入れています。
手遊び歌や全身を使った表現活動を通じて、子ども達は声を出し、体を動かしながら自己表現を楽しみます。
それによりコミュニケーション力や自己主張の力が育まれ、誰とでも友達になれる陽気さや柔軟さに繋がっています。
子ども達を夢中にさせる「トーンチャイム」
そんな中で取り入れられたのが「トーンチャイム」です。決まった楽譜に縛られず、直感的に音を鳴らせる楽器で、子ども達にとっては「音で自己表現する」体験そのもの。
田中理事長はこう語ります。「決まった音を出して覚えていくのが普通の楽器ですが、トーンチャイムにはそれが一切ありません。だからこそ自由に創作でき、音を本当に楽しむことができる。非常に創造意欲を掻き立てられる楽器だと感じました。」
初めて手にした子ども達は、見慣れない形に興味津々。音を鳴らした瞬間に笑顔が広がり、自由に体を使って音を表現する姿が見られました。楽器が苦手な先生も含め、誰でも自然に楽しめる点も魅力です。
音のキャッチボールが生むコミュニケーション
トーンチャイムを使うと、子ども達は自然と協力し合い、一体感を味わいます。音を「投げかけて」「受け取る」やり取りは、まさに音のキャッチボール。
「ある子は飛んできた音を食べるように表現し、ある子は優しく投げる。その違いによって表情が変わり、友達同士で表現を楽しむ姿が見られるようになりました。」(田中理事長)
こうした活動を通じて、普段は消極的な子どもや恥ずかしがり屋の子にも変化が見られるようになりました。ピアノのように練習や暗記が必要な楽器と違い、「音を楽しむ」ことから始められるため、音楽を好きになる入り口として最適です。
日本人が苦手な「表現力」を育てる
田中理事長は、表現活動としての価値について次のように語ります。「日本人はどうしても表現が苦手といわれます。海外の人は言葉やジェスチャーで豊かに表現しますが、日本人は遠慮しがちです。
だからこそ、音だけでコミュニケーションをとる経験は表現力を養う大きな機会になります。」
言葉に頼らず音で気持ちを伝え合う体験は、創造力や自己表現力を伸ばし、将来の国際社会でも通用する力に繋がるのではないかと期待されています。
広がる未来への可能性
「今は年長の子ども達が中心ですが、これからは年中や年少の子ども達にも広げていきたいと考えています。場合によっては2歳、3歳でも良い形で楽しめるかもしれませんし、保護者の方と一緒に体験する活動もやってみたいですね。」(田中理事長)
異年齢や親子での交流を通して、さらに音を楽しむ場が広がっていく可能性が見えてきました。
音が繋ぐ笑顔と未来
天才キッズクラブが大切にしている「楽しく学び、友達を応援する心」と、トーンチャイムがもたらす「自由な表現の楽しさ」は非常に相性が良いものでした。
音を通じて自己表現を楽しみ、友達との関係を深め、そして未来へ羽ばたく力を育む。トーンチャイムは、子ども達にとって単なる楽器以上の存在となりつつあります。
(MiRAKUU vol.52掲載)
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